「夏休みの読書感想文、何をどう書けばいいのかわからない…」
そんな風に困っているなら、この本を読んでみて。
「名探偵 夢水清志郎事件ノート」シリーズで有名な、はやみねかおる先生が、作文や文章をうまく書くコツを優しく教えてくれる本。
(kindle版もあるけど、紙の本の方が読みやすいかも)
この本の主な登場人物
文岡健(ふみおか たけし)
中学2年生の男の子
「中学2年生になっての抱負」というテーマで作文を書く宿題が終わらず困っている。
ある雨の日、神社の境内の木の下で寝ていたダナイと出会い、家に連れ帰ることに。
そのお礼として、作文や文章を書くときのコツを教えてもらったり、アドバイスをもらえることになった。
マ・ダナイ
雨の中をあてもなく彷徨っていた、かわいそうなネコ(自称)
10万回くらい生きているので、人間の言葉が話せる。
この間まで児童文学作家の家に住んでいたため、文章を書くことが得意
家に住まわせてくれたことのお礼として、健に作文や文章を書くときのコツを教えたり、アドバイスをしてくれる。
(参考:はやみねかおる著「めんどくさがりなきみのための文章教室」)
この本のオススメポイント
会話形式で読みやすい
健とダナイの会話でストーリーが進んでいくから、本を読むのが苦手でも大丈夫!
シンプルでわかりやすい
ダナイが教えてくれる「作文を書くコツ」はとってもシンプル。
むずかしく考えなくても、すぐ実行できるよ。
「めんどくさい」のは才能だ!
ダナイいわく、「書くことがめんどくさい」と思うからこそ、短くまとまりのある文章ができあがるらしい。
作文が書けなくて落ち込んでいる人は、気持ちが軽くなるんじゃないかな。
小学生のころに読みたかったな…
私は本を読むことが好きだけど、読書感想文を書くのは好きじゃなかったんだよね。
本を読んで感じたことを、上手にまとめられなくて。
小学生の頃にこの本があったら、感想文はラクラク書けていただろうな。
最後に:本を読むのは、なんのため? ダナイのことば
忘れて欲しくないのは、「文が書けるようになるため」とか「勉強のため」とかだけで、本を読むのはさびしいってこと
本を読むのは、楽しいから。――これが基本。「感想文を書くため」とか「国語の成績を上げたいから」なんて目的で読んだら、読書が嫌いになるよ。
(出典:はやみねかおる著「めんどくさがりなきみのための文章教室」 37ページ)
読書感想文、がんばって!
追記:どんな本を読んだらいいかわからない人へ(内部リンク集)
絵本の感想文だっていいじゃない
【おしいれのぼうけん】
10分くらいで読めるお話がたくさん
【小学五年生】
「ゆうちゃんって、親友がいるんだ!」
そんなウソをついてしまったオレの目の前に現れたのは――。
【八月の天変地異】