田房永子さんのコミックエッセイ「母がしんどい」を読み終わったので、感想を書いていきたいと思います。
この本を読もうと思ったきっかけ
前回このカテゴリーで、信田さよ子さんの「傷つく人、傷つける人」を紹介しました。
同じく信田さんの著書に「母が重くてたまらない」があります。
「母が重くてたまらない」は本屋さんでもよく見かけるし、タイトルからして、いわゆる「毒親モノ」かな?
そう思ったとき、頭をよぎったのが今回紹介する「母がしんどい」でした。
初めて読んだのは5年くらい前。
内容もほとんど忘れてしまっていたため、改めて読んでみることに。
感想
この本を読んでつくづく思ったのは、親子だから仕方ないとはいえ、このお母さんとひとつ屋根の下に暮らすという状況に、よく耐えられたよなーということ。
大学受験の当日、駅まで行くのに「タクシーを呼べ!!」と言い出し、車に乗り込んだ田房さんを、角材を振り回しながら追いかけてくるシーンは強烈でした。
田房さんが就職したあとも、家庭内で少しでも気に入らないことがあると、職場にまで怒りの電話をかけてくるお母さん
電話ちゃんと出なさいよ!!
私は悪くないわよ!!
15万払え払え払え!!早くしろ!!
楽しみだった気持ち どうしてくれんのよ!!
このシーン、田房さん本当にキツかっただろうなと思う。
会社に居られないじゃん。
やっとの思いで家を出ても、お母さんからの電話攻撃は止まらない!!
ケータイの着信に出ると、怒鳴り声で電話機がビリビリ震えるらしい。
…ここまでいくと、親子といえど一種のストーカーだよね。
終盤、田房さんがカウンセリングを受けるシーンがあるけど、それとは別に、お母さんもカウンセリングを受けた方がいいと思った。
娘や夫や親族以外の、お母さんの友達だったり知り合いから、お母さんの普段のふるまいがどう映っているのかも気になりました。
出典
田房永子 著:「母がしんどい」
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