「私○○がやめられないんです!!」というお題に答えてみたよ。
「最後から読む」のがやめられないっ!」
私がどうしてもやめられないことは、新しい小説を読むときはまず、
その本の「最後の一行」から読むことです。
(あとがきや解説は除く)
それからラストシーンの部分をパラパラと読んで、その後やっと普通に1ページ目から読み始めます(笑)
先に犯人やトリックが分かってしまうミステリーや、終盤にどんでん返しがある作品だと「あーあ。先に読むんじゃなかった」って後悔することもあるんだけど、どーしてもやめられないっ!
私が好きな「最後の一行」
「八日目の蝉」角田光代
茶化すみたいに、認めるみたいに、なぐさめるみたいに、許すみたいに、海面で光は躍っている。
引用:角田光代「八日目の蝉」
「俺ではない炎上」浅倉秋成
駐車場脇の茂みの中、誰の手にも届かぬ場所をめがけて、思い切り、力強く。
引用:浅倉秋成「俺ではない炎上」
「豆の上で眠る」湊かなえ
本ものって、何ですか―――。
引用:湊かなえ「豆の上で眠る」
「余韻」が好きなんですよねー
私、余韻を感じるのが好きなんですよ。
本を読み終わって、
「あー。終わっちゃったなぁー」
って思う瞬間。
本を最後の方から読みたくなるのは、余韻を味わうのが待ちきれないからかもしれません。
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